2006年09月02日
実りの里
りんご園の傍の風景です。
自然はいいですね。語る必要もありません。
葡萄、栗、梨(西洋梨の種類)、なつめ、そして干瓢です。
干瓢は夕顔の実(西瓜ぐらいの大きさ)を薄く削いで乾燥したものですが、当地は江戸時代からの産地だそうです。(ここへ引っ越してきて知りました)
語る必要がないといいながら語ってしまいました。スンマセン。
自然はいいですね。語る必要もありません。
葡萄、栗、梨(西洋梨の種類)、なつめ、そして干瓢です。
干瓢は夕顔の実(西瓜ぐらいの大きさ)を薄く削いで乾燥したものですが、当地は江戸時代からの産地だそうです。(ここへ引っ越してきて知りました)
語る必要がないといいながら語ってしまいました。スンマセン。
その由来は、近江・水口の大名だった鳥居忠英が転封によって栃木の壬生に移ったとき(正徳3・1712年)に、夕顔の種を持っていったんだそうです。
栃木は、夕顔の実が成長する6月から8月の間に夕立が降る回数が日本一だそうで、乾燥を嫌う夕顔の栽培には最適なんだそうです。
干瓢を作るのに、今は機械で剥きますが、昔は「手カンナ」で内側から剥いたんです。
葛飾北斎が描いた『北斎漫画』には、輪切りにした夕顔を、リンゴの皮を剥くように薄く剥いている様子が描かれています。
夕顔の形は丸いものと長いものがありますね。
完熟させると、ヒョウタンと同じで皮が硬くなるので、農家で種を保管する入れ物や、炭取りとして使われてきました。
なぜ干瓢に詳しいかというと、栃木の壬生で夕顔を取材して、記事を書いたことがあるからなんです。
勉強になりました。
私が当地で見るのは丸いものばかりで長いものは見たことがありません。ちょうど旋盤で削るように薄いヒモ状に加工していますね。
私の家は水口(ミナクチ)の近くです。
ちなみに傍を野洲川が流れており、取水口でもあったため水口の地名となったとか。
棗のようにも見えますが……。
インターネットで検索したら確かにその字です。
http://www.hana300.com/natume.html
3mぐらいの巨木ですが、実はまだ青いです。
中国河南省鄭州のほうへ行ったとき、沿道に実が鈴なりになっていました。飛行場の土産店もナツメがたくさん置いてあり、どうも産地のようでした。
この実(乾したもの)が入ったお茶も飲みました。漢方薬にも使われるようです。
たぶん採る人もいないでしょうから、熟したら内緒でもらおうと思います。