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ファイブKのテニス雑感 セカンドライフを楽しむ年金受給者のこだわりテニス日記

ヒコーキが美しい夢なら

農作業で腰を痛めた。

あっという間に草が伸び、スコップで根っこから掘り起こしていたが、慣れない作業だし使う筋肉もちがうだろう。

テニスをしていても腰を落とすと違和感があって楽しくない。

そんなわけで(そんなわけでもないが)話題の映画「風立ちぬ」を観にいった。

風景も「となりのトトロ」のように美しいし、水面の変化も素晴らしかった。

1枚1枚描く作業者のプロ魂みたいなものを感じた。

にわかの結婚式のシーンでは思わず涙が出てきた。

連れ合いの隣の女性は号泣していたそうだ。

作った監督も試写で号泣したそうだから、一番の泣けるシーンだったかも。

ユーミンの歌う「ひこうき雲」もこの映画のためにあったみたいに思える。

ゼロ戦の設計者を主人公としているが、ゼロ戦は最後のシーンだけだった。

それまでの半生といっても、小説の主人公とごちゃまぜだそうだから、半生ということでもない。

フィクションとはいえ堀越ニ郎氏の関係者にとってはどんな風に写ったのだろう。

元エンジニアーとしては速力とか旋回性能とか矛盾する要求仕様をどんな風に纏め上げたのか、そんな葛藤があったのかそんなことも表現されるのかなと先入感を持っていたが、ファンタジーには必要ないな。

シーンのなかに度々でてくる計算尺、骨折の添え木になるとは考えもしなかった。

今の時代、絶滅したと思うし、計算尺という名前もご存知ないかたもいるだろう。

アポロ11号が月に降り立ったのにあのとき個人用の電卓はなかったな。


工業計算に必須だったし、計算の速さや理論を問う技能検定1級の資格もあったが、私は計算尺の最後の世代なのだろうか。



ちょっとだけ時代を共有した気分だった。


私も小さいころはパイロットになりたい夢があった。

パイロットにもなれなっかたし、合成繊維の製造機械の設計者で終わってしまったけど、それはそれで美しい夢だったと思う。

ゼロ戦の金属モデル製作、再開するかな。
日記 | 投稿者 ファイブK 23:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
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